◎断熱性能が高い
一般に多く使われているグラスウールやロックウールなどのマット状、シート状の断熱材は、
形になっている状態のものをはめ込んでいく、という施工をします。
ところが壁の中はスッキリ四角い空間ではなく、筋交いやコンセントボックス、配管や配線等の障害物が多数あり、
その周囲にはどうしても隙間ができるため、断熱性能が大幅に低下してしまいます。
一方、セルロースファイバーは機械で細かく吹き込むため障害物周辺にも隙間ができず、断熱性能が維持されます。
「暖房してもなかなか暖かくならない」「冷房が効きにくい」など、そんな悩みも一気に解決します。
◎調湿・結露防止効果が高い
木質繊維のセルロースファイバーは住宅内で生きていて、周囲の状態に応じて水蒸気を吸ったり吐いたりしています。
この吸放湿性が適度な湿度をもたらし、結露を防止します。
部屋の湿度が高いときには湿気を吸い取り、乾燥しているときは蓄えた湿気を徐々に吐き出すという、
生きている繊維ならではの調湿効果を発揮するため、部屋の中はいつも快適な湿度に保たれます。
◎遮音性能が高い
木質繊維は繊維の中にたくさんの空気胞があるため、高い吸音性を発揮します。
この空気の層が音を吸収し、優れた防音効果が得られます。
「隣のオーディオの音がうるさい」「自動車の騒音で夜も眠れない」「ピアノの音が近所迷惑じゃないかしら」・・・
そんな音の遮断効果を上げるにはセルロースファイバーが最適です。
家の外からの騒音をおさえ、中から外に漏れる音をやわらげる優れた防音効果をもたらします。
◎防燃性能が高い
セルロースファイバーはホウ素系の薬品によって防燃処理された国土交通大臣認定の準不燃材料です。
1,000℃の炎でも表面が焦げるだけで、万が一火災が発生しても延焼を防ぎ、有毒ガスも発生しません。
◎防虫効果が高い
ホウ酸は弱酸性で緩消毒性を持つためカビや菌の発生を防止、シロアリやゴキブリなどの害虫を寄せつけません。
◎防錆効果が高い
ホウ酸に触れている金属は防錆性に優れているということが様々な実験から明らかになっています。
近年、耐震性を高めるために構造金物が多く使われていますが、それらの金物を錆から守ります。
◎防カビ効果が高い
天然素材が持つ吸放湿性、結露が発生しないため、カビをシャットアウト。
収納内部等の嫌な匂いの発生を防ぎ、布団が湿っぽくなる等の心配もありません。
◎安全性が高い
セルロースファイバーはセルローズ(木質繊維)であり
添加されているホウ素系薬品は医療や食品にも使用され、人体への蓄積や残留がありません。
しかも安全基準に厳しいアメリカで50年以上の歴史がある製品です。
◎省エネ性能が高い
セルロースファイバーは、細かな吹き込み施工で隙間ができず高い断熱性能が維持されるため、
冷暖房効率が良く、冷暖房費を約1/2以下に抑えることができます。
ランニングコストが抑えられるのは嬉しいですよね!