今すぐ実践!この夏の冷房費を節約するワザ①
今回は冷房費を節約するワザについてお伝えしたいと思います。
昨年から物価と共に上がっている電気代・・・
これから夏本番を迎え、本格的にエアコンを使う季節になったら電気代はどうなってしまうの!?と戦々恐々としている方も多いのではないでしょうか。
冷房費を節約するために、まずはエアコンの無駄使いを減らすワザをご紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
部屋の温度上昇を抑える
これは一番最初に対策することかもしれません。
エアコンなどで室温を一生懸命下げても、室温が上昇する環境ではいつまでも部屋が冷えず、エアコンの無駄使いとなってしまいます。
まずは室温の上昇を抑える工夫をすることが大切です。
部屋の中で一番熱の影響を受けやすい場所は「窓」です。
外壁や天井、床には断熱材が入っていて厚みもあるため、屋外の温度に左右されにくいですが、
窓はガラスとアルミでできているものが多く、熱を容易に通してしまいます。
熱の出入りは他の部位に比べて窓などの開口部がダントツで高く、部屋の約半分の熱が出入りしています。
つまり、窓周りの熱さ対策を行なうことで、室温上昇を抑え、エアコン効率が良くなるのです。
すぐできる!冷房費を節約するワザ1
日差しを部屋に入れない工夫をする
室温が上昇する要因である「日差し」をコントロールすることはとても重要です。
屋外で日なたと日陰では体感温度がまったく異なることをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
室温上昇を抑えたい夏場は日差しを部屋に入れないようにし、逆に室温を上げたい冬場は積極的に取り入れましょう。
効果的なのは窓の「外側」で日差しをカットする方法です。
環境により異なりますが、カーテンやハニカムシェードなど窓の内側でカットすると太陽熱の約45%カット、外側で日差しをカットすると約80%カットできるというデータもあります。
外側で日差しをカットすることで窓自体に太陽光が当たるのを防ぐことができるため、室温上昇をより効果的に抑えることができるのです。
具体的な方法としては、DIYでお手軽にできるすだれやよしず、スッキリ設置したい場合はサンシェードやオーニングなどが良いでしょう。
サンシェードやオーニングは、一度設置すれば長く使用できますし、開閉もラクにできるためオススメです。
すぐできる!冷房費を節約するワザ2
窓の断熱をする
熱の出入りが多い「窓」を断熱することで、屋外から入ってくる熱をシャットアウト、室内の冷気が逃げにくくなり、効率的にエアコンを使用することができます。
◎窓を交換する
断熱性の高い樹脂窓に交換することで窓自体の断熱性を高めます。
今ある窓枠の上に新しい窓枠をつけるカバー工法であれば壁を壊す必要がないため、ハツリ工法に比べ費用や騒音、工事時間を抑えることができます。
◎内窓を設置する
今の窓はそのままで内側にもう一つ窓を設置する方法です。
内窓の断熱性能だけでなく、今の窓と内窓の間に空気層ができるため、高い断熱効果や遮音効果が期待できます。
◎ガラスを交換する
今の窓枠はそのままでガラスのみ交換する方法です。
単板ガラスを複層ガラスなど断熱性に優れたガラスに交換すれば断熱効果が期待できます。
◎ハニカムサーモスクリーンを設置する
カーテンの代わりにハニカムサーモスクリーンを設置すれば、簡単にしっかり断熱することができます。断熱レールで窓枠との隙間ができないタイプであればより高い断熱効果があります。
◎断熱シートを貼る
ガラスに断熱シートを貼るだけでも熱を通しにくくなります。ガラスの種類によっては貼りづらい場合もあるかもしれませんので事前に確認が必要です。
すぐできる!冷房費を節約するワザ3
部屋の空気を循環させる
サーキュレーターを使うことでエアコンの効率は上がります。
暖かい空気は上部に溜まり、冷たい空気は下部に溜まる性質があります。
サーキュレーターを使うことで下部に溜まった冷たい空気を部屋全体に広げ、エアコンの設定温度を下げなくても体感温度を下げることができます。
夏場は、サーキュレーターはエアコンを背に上向きに設置すると効果的です。
まとめ
冷房費を節約するためには、エアコンを効率的に使うことはもちろん、できるだけエアコンを使わないようにする環境作りや冷やした空気を無駄にしないことも大切です。
個人としては冷房費が節約でき、おうち時間がより快適になります。
一人一人が少し意識することで社会全体で省エネにつながり、資源の無駄使いが減り、地球温暖化を抑えることにも
つながります。
少し大げさかもしれませんが、まずは自分たちにできることから、という意識が大切だと思います。
次回は、エアコンの効率的な使い方をご紹介したいと思います。