自然素材の注文住宅|TH健康住宅株式会社|神奈川県川崎市

自然素材や透湿素材でつくる無結露・長寿命の家づくり

しっかり対策!冬の暖房費を節約するワザ②

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これから1年で最も電気代が高くなる冬の時期を迎えるにあたり、今年の冬の光熱費はどのくらいになるのだろうかと不安になったりしませんか?
度重なる値上げ、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機、そして加速する円安・・・
電気料金の値上げも続いており、冬の暖房費を節約したい!と誰もが考えていると思います。
ということで、冬の暖房費を節約するワザ、第2回目です!

第1回目『すぐできる対策!冬の暖房費を節約するワザ①』はちょっとした工夫で簡単にすぐできることをご紹介しましたが、今回は建築の観点から、長期的に考えて、しっかり対策できることをご紹介したいと思います。
これから家を建てる方、現在または将来リフォームを検討されている方は必見です!
ぜひ参考にしてみてください。

部屋の暖気を逃がさないようにする

前回の記事でもお伝えしましたが、まずは暖気を逃がさないようにすることが大切です。
部屋の空気を暖房機器などで暖めても、その暖気が逃げてしまっていては、室内の温度はいつまで経っても上がらないからです。

家の中で熱が逃げる箇所はさまざまありますが、屋根や天井から逃げる熱が約6%、床から逃げる熱が約10%、換気によるロスが約17%、外壁から逃げる熱が約19%、そして最も多く熱が逃げているのが、窓などの「開口部」で約48%といわれています。
なんと部屋から逃げている熱の約半分を占めています!

つまり、窓周りの寒さ対策を行なうことで、部屋の暖かさは大幅に改善することができるのです。

では、建築の観点からできる窓周りの寒さ対策とは?
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しっかり対策!冬の暖房費を節約するワザ

窓やドアを交換する

窓周りの寒さ対策を建築の観点から考えると、窓自体の断熱性を高めることが挙げられます。
長い目で考えてしっかりと対策をするのであれば、寒さに大きく影響している窓やドアを交換するのがおすすめです。

窓はサッシとガラスを組み合わせてできています。
窓枠はアルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、木製サッシなどがあり、ガラスは単板ガラス、複層ガラス、Low-E複層ガラス、トリプルガラスなどがあります。
アルミサッシより樹脂サッシ、さらに木製サッシ、そして単板ガラスより複層ガラス、さらにトリプルガラスの方が断熱性能が高まります。

それなら断熱性能が良いサッシとガラスの組み合わせで交換します!と単純にはいかないもの。
当然ですが断熱性能が高い製品ほど価格は高くなりますし、製品により重さや意匠性が異なります。また、木製サッシの場合は定期的に塗装をするなどメンテナンスが必要となるため、メリット・デメリットをよく考えて製品を選びましょう。
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ひと昔前の住宅では窓はアルミサッシ+単板ガラスが主流だったため、窓自体の断熱性はほぼありません。暖房で部屋を暖めても窓から熱が逃げてしまっている状態です。さらに建て付けが悪かったり、パッキンの劣化等で隙間ができているようであれば、気密性がさらに低下していると思われますので、交換を検討してみましょう。

玄関ドアも窓と同じように素材やグレードにより断熱性能が異なります。
昔ながらのアルミ製ドア(断熱なし)、近年一般的に多く使用されている断熱仕様、より断熱性能を高めた高断熱仕様、そして木製ドアがあります。
窓と同じように断熱性能が高い製品ほど価格は高くなります。

窓もドアも面積が大きいほど外気の影響を受けやすいため、断熱性能の良い製品に交換することで部屋の暖気は逃げにくくなり、快適に、省エネに過ごすことができます

窓の交換方法

窓やドアの交換方法には、はつり工法(壁カット工法)とカバー工法の2種類があります。
はつり工法は、壁をカットして今ついているサッシ枠を取り外し、新たなサッシを取り付けるため、窓サッシ交換の選択肢の幅が広い施工方法です。もとからついている窓枠の形状に左右されることなく部材を選ぶことができますが、周辺の壁や床の補修が必要となります。
カバー工法は、今ついている窓枠の上から新しい窓枠を設置する方法です。比較邸短時間で施工でき、周辺の壁や床の補修をする必要はありませんが、デザインやカラーが限られたり、窓の開口部がひと回り小さくなります。

しっかり対策!冬の暖房費を節約するワザ2

内窓を取り付ける

内窓を取り付けて窓の断熱性能を高める方法もあります。
今ついている窓はそのままで、室内側に内窓を取り付けて二重窓にします。複層ガラスのようにガラスが二重になるのではなく、窓サッシ自体が二重になります。内窓のガラスは単板ガラスや複層ガラス、Low-E複層ガラスなどがあり、サッシ枠もカラーバリエーションが豊富です。
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二重窓になることで窓と窓の間に空気層が生まれ、その空気層が断熱材のような役目になるため、部屋の断熱性能がUPし暖房効率が良くなります。窓ガラスの結露も軽減することができ、防音対策や防犯対策にも効果があります。

デメリットとしては、窓が二重になっているため、換気や出入りの際に窓を2回開閉しなければならないこと、窓の開口部が若干小さくなる可能性があることが挙げられます。

内窓の取り付けは、窓交換をするよりも安価で施工時間(工期)が短くて済むこと、周囲の壁や床の補修をする必要がないことを踏まえると、窓交換より取り掛かりやすいリフォームかもしれません。
窓交換が難しいマンションでも内窓は取り付け可能なので、しっかり寒さ対策することができます。

しっかり対策!冬の暖房費を節約するワザ3

ハニカムスクリーンを設置する

窓周りに設置するアイテムには、カーテンやロールスクリーン、ブラインドなどがありますが、断熱効果や省エネ効果を期待するなら、ハニカムスクリーンがおすすめです。

ハニカムスクリーン(ハニカムシェード)とは、スクリーン部の断面形状がハニカム(蜂の巣)構造になっている窓周りアイテムで、熱を伝えづらく、優れた断熱力を持つ空気の特性を活かした製品です。スクリーン内部の空気層が、外気の侵入や部屋の空気の流出をしっかりブロックしてくれます。
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TH健康住宅で特におすすめしているのは、ハニカムがダブルになっている「ハニカム・サーモスクリーン」です。
空気層が二重になっているため、断面を見たときに空気層が途切れることなく、しっかりと断熱効果を発揮します。さらに断熱レール仕様にすることで、スクリーン左右のわずかな隙間からの熱の侵入・流出をがっちりガードします。
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ハニカムスクリーンは今ついているカーテンやロールスクリーンの代わりに取り付ける製品ですので、模様替えの感覚で寒さ対策、省エネ対策ができます。窓交換や内窓の取り付けと比べて安価で気軽でありながら、断熱効果はしっかりと実感することができます。

まとめ

窓やドアの断熱性能を高めることは、部屋全体の断熱性能を高めることにつながります。暖房の効きがよくなり節電・省エネになるだけでなく、窓に発生する結露が抑えられ、部屋で過ごす時間が快適になり、身体も心も健康的に過ごせるようになるかもしれません。
とはいえ、リフォームするにはそれなりに費用がかかります。家全体でなくても、例えば暖房を使用する時間が長いリビングダイニングだけ寒さ対策のリフォームをすることで、暖房費を抑えることはできます。

東京ハウスデザインでは、窓やドアの交換、内窓の取り付け、ハニカムスクリーンの取り付けをはじめ、寒さ対策・省エネ対策のリフォーム、家全体・部屋のみのリフォームなど、お客さまの生活スタイルやご予算に応じてご提案しておりますので、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

次回は、窓周り以外でできる『しっかり対策!暖房費を節約するワザ③』をご紹介したいと思います。
 

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2022年11月14日 09:00
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