2種類の結露

家の寿命が短い原因のひとつに結露があります。

空気には水蒸気が含まれていますが、含むことができる最大の水蒸気量を飽和水蒸気量といいます。 飽和水蒸気量は温度が高いほど多く、低いほど少ないことが特徴です。

水蒸気をたくさん含んだ空気が冷やされると今まで含んでいた水蒸気を含み切れなくなりそのオーバー分が結露として現れます。

結露には大きく分けて次の2種類があります。

●表面結露

特に冬に多くみられる現象です。 

室内の水蒸気を含んだ空気が、窓ガラス面や暖房していない部屋の壁など、他より冷たいところに暖かく湿った空気が触れた時に、表面に現れる結露です。

●内部結露

冬にも起こりますが、夏に起こりやすい現象です。壁内結露ともいいます。

水蒸気を含んだ空気が壁の中や床下などの建物内部に侵入し冷えた外壁裏(夏は室内側、冬は外部側)などに触れた時に発生します。

どちらも放っておくと健康や家に影響を及ぼしますが、特に注意なのは目に見えない内部結露です。 表面結露と違って視覚的に確認することが難しく、気が付かないまま長期に及ぶことがあります。 

内部結露が起こるとどうなる?

!カビやダニが発生・増殖!

結露が発生した壁の中は常にジメジメしていて、木材は腐朽し、カビやダニが発生・増殖します。

カビやダニが発生・増殖すると、アレルギー疾患やシックハウス症候群の原因にもなり、暮らす人の健康にも影響を及ぼすことがあります。 

また、シロアリやゴキブリも発生・増殖します。

!建物寿命の短縮 !

柱や土台など重要な構造部材が腐朽したり、シロアリに食べられたりすると、建物の耐久性は低下します。

家を建てる際に構造強度を計算し、ガッチリ金物補強しても木材がスカスカになってしまっては、その計算や金物はまったく意味が無くなってしまいます。 

結露による木材の腐朽やシロアリ被害は、建物寿命を縮める大きな原因になるのです。 

カビやダニの発生を防ぐためには

まずは壁の中や床下で結露を
発生させないこと

安心して健康的に過ごし、
長寿命な家に安全に住むために

TH健康住宅では、
内部結露を起こさない家

無結露の家を提案しています